2011年11月11日

【テンペスト】たわわ米(イセヒカリ)

たわわ邸さんが特別注力していた
イセヒカリが「奇跡の米」と聞いて
なにが奇跡なのか調べてみました。

20111111.jpg

■イセヒカリ
優れた形質をもつイセヒカリは斎庭の稲穂の神勅さながらに
平成の御代替わり(みよがわり)に時を合わせたかのように
皇室の祖神・天照大神をまつる伊勢の神宮の神田で生まれた。
平成元年の秋、伊勢地方を二度も襲った台風のあと
倒れやすいことが最大の欠点であるコシヒカリが
無惨にもべったりと倒伏している中、悠然と直立していた。
コシヒカリより稈(かん)が太く短く
成熟するにしたがって見事な黄金色になった。
コシヒカリのくすんだ色とは違った。
特徴の第一は、コシヒカリをしのぐ味の良さ。
さらに多収性、耐倒伏性、耐病性に優れているため
有機栽培や無肥料栽培がしやすいことや
倒れないなら機械化が容易で面倒な設計が要らないため
深刻化する農家の高齢化に十分に対応できる品種として
日本の未来に適した米として注目されている。

情報出処:新嘗祭とイセヒカリ
情報出処:知られざる「次代の稲」イセヒカリ

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品種登録されていないため、農家の自家用か
縁故米用に栽培されている希少なお米で手に入りにくい。

情報出処:厳選米ドットコム
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平成8年1月16日、酒井逸雄少宮司(当時)によって聖寿無窮を祈念し
皇大神宮(内宮)御鎮座二千年を記念する稲として「イセヒカリ」と命名され
平成9年度に、神社神饌田に限り作付けを希望する神社に種籾が頒賜された。
神宮司庁は「神様から戴いた稲で、慎んで作っていただきたい」ということで
品種登録されること無く今日に至っている。

情報出処:水稲品種「イセヒカリ」の出自と由来


イセヒカリの特徴の第一とされている
「コシヒカリをしのぐ味の良さ」
食味値(米の美味しさを図る数値)が高く
日本産では60〜65点が標準になっているところ
イセヒカリは80点以上らしいのですが
この「味の良さ」について深堀りしてみました。


●食味値とは
米の美味しさを図る数値、食味計を使用する。

情報出処:鑑定士になるには - 米・食味鑑定士協会
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●食味計とは
日本人の嗜好性では白飯の場合
軟らかくて粘りの強い飯が好まれるため
タンパク質や澱粉のアミロース含量が
低い米が好まれる傾向にあることから
近赤外分光分析法(近赤外線の反射や
透過の具合から成分測定する技術)で成分推定し
その結果と各社で独自に行った食味試験の結果を比較して
食味の推定式を作成することで
試験米の食味を数値で表示する装置が開発された。
これを一般に食味計あるいは食味評価装置と呼んでいる。
試料米を簡易炊飯して表面の保水膜(光沢に近い)を
測ることによって食味を数値で表す食味評価装置も開発されている。

情報出処:社団法人 農林水産技術情報協会

【参考商品】
静岡製機(株)食味分析計 TM-3500
株式会社ニレコ 近赤外分析装置
東洋精米機製作所 味度メーター MA-90システム
サタケ 食味分析サービス

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●食味計の現状と課題
食味評価値については、官能検査を併用しながら
大まかな目安とするに止める、あるいは
数値が一人歩きしないよう内部に限って使うといった
慎重な使われ方をしている。

情報出処:農業技術情報広場


コシヒカリとイセヒカリ
食べ比べてみたいなあと思っちゃいました。
これだけ良いと評判があるにもかかわらず
品種登録されてなくて入手しにくいというのも
興味深いエピソードです。

テンペストで販売している「たわわ米」は
4つの品種から選べるようになっていて
その内のひとつにイセヒカリがあります。
2011年収穫分の新米ぜひ一度
お味見してみてください

イセヒカリは硬質米で吸水に時間がかかるため
水を多めにして炊くよいそうですよ


さおりん



posted by テンペスト at 19:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | たわわ邸(有機農業体験) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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