開けてみると「山梨日日新聞」という
初めて見たローカル新聞が入ってます。
よく見てみると一面にたわわ邸の記事が!

▼一面 ※クリックで拡大

▼たわわ邸の記事

▼有賀さん(右)の写真 ※クリックで拡大

すけっこの流儀 第5部「食べると生きる」
梅雨明け前の昨年7月初め。
北杜市小淵沢町で農園を営む有賀恵美(40)の
古民家を、一人の男性が訪ねてきた。
広い土間に愛犬の吠える声が響く。
有賀は客人を居間に迎えた。
後に「ぴたらファーム」を立ち上げる
田才泰斗(34)だった。
一緒に働きながら新規就農者の”先輩”に
教えを請いたい、とのことだった。
初対面だったが、真摯な姿勢は伝わってきた。
「田才くんは農園をつくりたいんだね」と聞くと
「お金だけじゃない。お互いに支えあう
コミュニティーをつくりたいんです。」
有賀の思いと同じだった。
----------------------------------------
有賀は田才と同じ札幌市出身。
専門学校卒業後、東京のIT会社に勤めた。
パソコンの画面と向き合う日々。
30さいのころ、突然まっすぐ歩けなくなった。
過労と不摂生。会社を辞めた。
カナダに留学。将来の夢を考える授業で
浮かんだのは「ファーマー」。
自分で生きる糧を得られる人間を目指そうと思った。
帰国後、屋久島の民宿で料理の次第の仕事をし
山梨や千葉の農園で研修をした。
人づてに物件を探し、好きな馬が身近にいて
甲斐駒ヶ岳を眺められる小淵沢に居を構えた。
2009年、農園「たわわ」を開いた。
週末ごとに東京から来る会社時代の仲間2人と
5反ばかりの田畑を耕し、作物は
地元のリゾート施設で開かれる市場に出したり
宅配で販売している。
初めて会ってから約2ヵ月後に田才が白州で
「ぴたらファーム」を始めると、行き来が増えた。
雑草をはむヤギやニワトリを飼ったり
落ち葉と米ぬかを混ぜて発熱した堆肥を利用し
ハウスの温度を調整したり。
自然の循環を意識した農法に取り組む田才に
強く共感した。
今年10月、田才から依頼があった。
ぴたらの収穫祭で、民宿務めの際に磨いた料理の腕を
ふるってもらえないか、という。
携帯電話の向こうで申し訳なさそうに言う田才。
ふと、自分を支えてくれた人たちの顔が浮かんできた。
----------------------------------------
古民家の元のあるじの「おばあちゃん」。
家族と同居することになってこの家を離れた、と
仲介者から聞いた。庭は福寿草やクロッカス
ラベンダー、キクが植えられ、順番に咲く花が
季節を教えてくれる。家も手入れが行き届いていた。
「次の主人」のため最後まで手を掛けてくれたように思えた。
そして、初心者の自分を受け入れてくれた
研修先の農家の人々。「これ食えし」と
漬物を持ってきたり、何かと気に掛けてくれる。
組の親睦会で「気に入った。長く住んでくりょう」と
言われたのもうれしかった。
一つずつお返しをしたい、と思っていた有賀は
田才に自らの姿を重ね合わせた。
「頼ってくれてありがとう」
そう言って依頼を快諾した。
11月5日の収穫祭当日、有賀は「ぴたら」の
台所に立ち、パイ生地に野菜をふんだんに
載せて焼くキッシュやコロッケなどをふるまった。
翌日、田才からお礼の電話があった。
お返しがしたい、と言う。
「力になれることがあれば言ってください」
断ったが、「どうしても」と言うので
それならと納屋の片づけを手伝ったもらうことにした。
同じ北杜に新しく根を下ろした農家同士。
無理せず、気兼ねなく、助けあう関係が
続けばいいと思っている。
(敬称略)
情報出処:山梨日日新聞(2011年12月2日)一面より
素晴らしすぎる

有賀さんのお人柄を知っているだけに
この内容に出ている風景が
はっきりと浮かび上がりました。
有賀さんは、本当にこの記事のまま
感謝の気持ちで生きてる女性なんです。
この記事、有賀さんの描写が
すごくうまくて素晴らしい!
きっといつものやさしい笑顔で深い愛を持って
このやりとりされたんだろうなと思いながら
一字一句じっくり読ませていただきました。
大切な新聞の原本を送っていただいたので
すぐに複合機でスキャニングして
バックアップも完璧


画像出処:SHARP MXシリーズ
一緒に添えられていたお手紙に
「これからも自分が正しいと思うことを
一生懸命やっていこうと思いますので
どうぞよろしくお願いいたします。」
と、書いてありました。
気持ちがシャキーンとしました

たわわ邸と一緒にテンペストも一つずつ
感謝の気持ちでがんばるぞ〜

さおりん
http://pccj.net
読んでいただきありがとうございます☆
古民家改築レストラン素敵な夢ですね!
たわわ邸さんは本当に温かいですよ〜
有賀さんの手作りごはんも最高に美味しいし
農業体験がスタートしたら
ぜひ一緒に行きましょうね♪